*[日々]酒とバラの日々

theklf2005-05-23

写真:ピンクのバラもきれい

青いバラ花言葉は「出来ない約束(不可能)」。作ることが出来ない、というバラに取り組んで40年という人が日本にいるのだそうだ。青いバラを作るのが夢だなんてこんなロマンチックな話はない。

こんなことを日記に書いたことがあった。その後サントリー青いバラが売り出され、今日の国際バラとガーデニングショウでもブルームーンや青龍がちらほらと出ていた。実際は真っ青ではなくラベンダーや藤色なんだけれども、赤やピンクの中にあるとやっぱり青が際だって見える。黒バラやチョコレート、青バラなんていうあまり見ない色が好きな私には嬉しい。

青いバラの原理
http://www.interq.or.jp/mars/rosier/bluerose.htm
クローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2002/0211-2.html
サントリー青いバラ
http://www.suntory.co.jp/news/2004/8826.html

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この時を逃したらもう見る時がない、とばかりにバラ鑑賞にいそしむ週末。

【乙女の旅路_東京】
国際バラとガーデニングショウ」に行く。去年も午前中のBS2の中継を見てから行ったなあ、と考えながら西武線。去年よりも人が絶対に増えていると思う。
一番好きなのはバラのアーチをくぐること。私はアーチになっていたり壁にはう植物が見るのが好きなので、そこにいるだけで嬉しくなる。きれいって何回言ったかな。旧古河庭園とはまた違って(見本市のようなものなので当たり前だけれども)イングリッシュローズ青いバラ(ふうの)品種もたくさん出ていた。アンティークふうのロゼット咲きもいいけど、やっぱりバラは剣先の迫力あるのに目がいく。いい目の保養になった。
年がいったらバラを作りたい。

京成バラ園芸
http://www.keiseirose.co.jp/
駒場バラ園
http://www2.plala.or.jp/mirisawa/

西武球場から代々木、知り合いのカメラマンさんの展覧会へ。普段とは違う作品がたくさん。パワフルでチャキチャキとお仕事を済ませてくれる彼女だけれども、作品にはどことなく女の子らしさが潜んでいる気がする。わたしはそういう作品が好きだなあと思う。ワインをたくさんいただき楽しくお話しておいとまする。

小田急の参宮橋から下北沢乗り換えで吉祥寺。洋服屋だと4、5,000円するかごが1,000円とか800円で売っている。かごだけ買いに来てもいいな吉祥寺に‥‥と思った。隣の西荻窪で降りてみたが茅木真知子さんのPindotは19時で終わっていた。文化出版局シリーズで育ち京都のidolaとbobbin robbinに行ったらそりゃPindotも行っとかなきゃでしょ、とかなり意気込んでいたのでしょんぼり。思わずまだやっていたアメリカンな古道具屋さんで花模様のファイヤーキングのマグを買ってしまった。でもかわいいからいい。
西友でそれ地元でも買えるやん、いうひとりツッコミをしながら壬生菜漬けを買った。西荻窪にも荻窪にも西友があるので羨ましい。

高円寺からバス。環七直行で家の前に止まるのは嬉しいけどやっぱり酔った。車酔いのひどかった私はバスだと今でも酔う。体調が悪いと覿面なので困る。でもバスは座っていればいいのでもう少し攻略したい。

旧古河庭園で夜バラを鑑賞する女子ふたり】
ツルバラやハイブリットティーフロリバンダ、ミニチュアなどいろいろな種類があってきれい。薔薇のイングリッシュガーデンは土曜でものすごい人だった。でもどこふく風で夜の闇にふわりと浮かび上がる白いバラがとても美しい。
もう少し早かったらツツジがきれいだったであろう日本庭園、岩と苔が作る枯山水、こんもりとした木々に囲まれた池、石造りのお屋敷、花の咲き乱れる洋風庭園‥‥こんなところに過ごしたらさぞかしおっとりとしたお嬢さまが出来上がるのだろうな、としばし思いを巡らせる。

友人が近くの六義園もきれいだよと言っていた。彼女はわたしにいつも、「きれいなものがある東京」を教えてくれる。