秋の土曜

夜になって外に出たらもう長袖が必要な涼しさだった。これくらいの時期が一番いい。
近所に彼岸花を植えているお家があって、それが今ちょうど満開になっている。この時期になると間違いなく目を惹かれてじっと眺め、そのたびに「火事になるから庭には植えたらあかん」とか「縁起のいい花ではない」と言われたことを思い出す、ということを毎年繰り返している。
西武線の乗り場に行くと一面に咲いた彼岸花の大きなポスターが貼ってあって、観賞のための臨時列車が出ていることが書いてある。例えば蝋梅や紫陽花のように観るべきに値する有名な植物として捉えられているわけだけれども、それは自分の認識とはまったく違うのでとても変な感じがする。 でも目を惹く存在であることは間違いない。


本に載っていたキャベツと茄子の味噌炒めが美味しそうだったのでやってみた。味噌を何でのばすかがわからなかったので、とりあえず料理酒で伸ばしてみたらうまくいった。少ししか使っていないのにかなり濃い味になった。


今月のクウネルは写真が秋らしくてとてもいい。


実家に小さい猫が新しい家族としてやって来るという。人間の言葉は話さないが明らかに意識を伝える術を持っている近しい存在。12月まで会えないのが悲しいな。