90'sサブカルチャーネヴァーダイ

(以下敬称略)
送ってもらったバッファロー吾郎の「超ねんてん博物館」DVDを改めて見たら、もう全部が全部ものすごい90's炸裂でどうしようかと思った。
OPCGがサルブルネイでスタジオセットのロゴフォントが「COOL STRUTTIN'」ネタでアシスタントが花代(『FACE』の表紙にも載ったジャパニーズゲイシャガール。現ベルリン在住)でスチャダラはまだシンコが青学2部の学生で脱線3なんてまだKING3Kの頃(今は3LDK)。ゲストはとりあえずいとうせいこう&天久とかオザケンとか。
構成が現「タモリ倶楽部」の高橋洋二&『マンスリーよしもと』の仲谷暢之で撮影がタケイグッドマンだからこうなるのも必然なんだろうなあ。ちなみにメイクさんも中野明海フリッパーズ関連やってた人)、協力は「Pop Up Computer」‥‥これで90'sじゃなかったら何なん(笑)。

これ一言で言うと“バッファロー吾郎 meets 『i-D JAPAN』”なんだけど、でも収録は銀座7丁目劇場という位相の捻れっぷり。いろんなことが走馬燈のように思い出されたね‥‥買い逃して死ぬほど涙した『03』のフリッパーズ表紙号とか。


この辺の東京渋谷サブカル系ビジュアル文脈で言えば、サブテキストにはフリッパーズのPVビデオ3本とSDPの「スチャダラ30分」とスカパラの「音曲の乱」があれば音楽&デザイン系はだいたいカバーできるんじゃないかしらね。
関西だとここによみうりテレビの小劇団系深夜番組(「現代用語の基礎体力」、「怒濤のくるくるシアター」ほか)とか、単館系映画番組(「シネマ大好き」、「シネマチューズデー」ほか)いろいろと絡んでくるのでこの限りではないと思うけど。 そういえば、当時この映画番組を見た時はかなり衝撃的だった。民放(しかも関西ローカルなのに)で「ざくろの色」なんかを放送するとは思わなかったから! 「イワン雷帝」「ロビンソンの庭」「パリ、夜は眠らない」とかも80年代からやってるんだもの10チャン(in 関西)‥‥。
ひさしぶりにこういうことたくさん書いたらすっきりした。さー続き見よう。


次号のスタジオヴォイス(「90年代再考」らしい。まだ6年しか経ってないのに!)にはこの番組も入っているかしら。というか入ってなかったらかなり片手落ちだと思う。

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i-D JAPAN ttp://vintageage.exblog.jp/tags/雑誌/#4410057
COOL STRUTTIN' http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000IL28
花代 http://www.hanayo.com/
スチャダラパー「スチャダラ30分」 http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=KSBL-5797
東京スカパラダイスオーケストラ「音曲の乱」 http://www.beatmania.net/artist-tana/onkyokunoran.htm
「シネマだいすき」 http://www.ytv.co.jp/cinema_daisuki/
私がどうしようかと思った週(36*)。民放なのに‥‥ http://www.ytv.co.jp/cinema_daisuki/lineup/lineup.html
セルゲイ・パラジャーノフざくろの色」 http://columbia.jp/dvd/titles/zakuro/
関西深夜番組解説(わかりやすい) ttp://www2.neweb.ne.jp/wc/tanuki/lande/tv.html