(今のところ)日本で一番有名なUKクラブ物

とは言い過ぎだろうけど、お笑いとブレイクビーツが同列に好きな人間としてこういう状況が生まれた事自体がちょっとした驚き。だってあのNORMAN COOK先生がやってるFATBOY SLIMの「Greatest Hits Remixed」、国内盤ボーナストラックが「Because We Can」って書いてあったんだもの。お笑い好きな人にはおなじみのM-1で流れる「レッツガリガリガリ」のアレですよ。でもこの曲って出た当時はクラブヒットでもなんでもなかったよねえ、別に12インチが出ていたわけでもなかったし*1。全編通して聞くと割と地味というか、テレビの印象とはだいぶ違って聞こえるという不思議な曲。でもそんな作品がわざわざリミックス盤に(リミックスでもないのに)ボーナスとして入って、「すぽるとで使われる曲」じゃなくて「M-1の出囃子の曲」ってスリーブやポップに書かれる状況が2007年だなと思う。裏を返せば、お笑いが物を売る付加価値として十分力があるって事の表れよね‥‥FATBOY SLIMを知らなくてもM-1のあれって言えば通じる人は多そうだもの。

まあそういう話はなしにしても、KRAFTY KUTSとかPLUMP DJSとかJON CARTERとかJUSTICEとかMIKE D&AD ROCKとか大好きな人のリミックスがたくさん入っているのがなんか嬉しい。でも「Champion Sound」はセルフリミックスのバージョンが入ってたらもっといいのに、DJ FUNK風味のSWITCH Remixもいいんだけどさあ。

FATBOY SLIM(マイスペ) http://www.myspace.com/fatboyslim

The Greatest Hits

The Greatest Hits

※ジャケは一緒だけどこれはSKINT盤のほう。

*1:その半年前に出た「Halfway Between the Gutter and the Stars」で言えば「Ya mama」とか「Star69」とかの方がずっとかかってた