クラブネタとお笑いネタで気になったこと。

こういう狭い業界の情報って取り上げ方が難しいから、もっと近しい立場にいる人に書いてもらった方がいいのになあと思った。でないと、結局「クラブ界でも通販増加・デジタル移行の波からショップ実店舗の閉店、DJ機材のデジタル化、今はさまざまな面で不安定だが将来的には新しいビジネスも生まれ定着するだろう」的な通り一遍の記事になる気がするから。実店舗の「場としての機能」の説明とかは、わかってる人じゃないと説明が省かれちゃうだろうしね‥‥*1


大手レコードショップ「シスコレコード」が全店舗を閉店、クラブカルチャーに未来はあるのか?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20071227/1005789/

この雑誌の性格上、こういう取り上げられ方になるのは仕方がないのかもしれない。閉店時に想いや意見を書いている人は山のようにいたから、彼らが一拍置いて書かれたこの記事に対してどう思ったか聞いてみたい気はする。記事の展開は、ここの読者層が読む分には別に問題ないと思うけどさ。

矢野兵頭・兵頭さん、ナベアツ*2が先行している芸人さんに引き上げられて今年来そう、みたいなことが書いてあった。「来そう」っていうか、記事になった時点でもうある程度来ている人たちばかりだと思うけど。

    • 小島よしおのヒットとCGM

一般の人が読む雑誌にCGM(コンテンツ・ジェネレーテッド・メディア)って書かれてもなあ‥‥。こういう業界言葉が中途半端に広まると知ったかぶりで使う人が増えるから困る。あれはたくさんの要素が総合した結果であって一口に説明のできる物ではないのにと思う。


日経の新聞やWBSは素直に読んだり見たりできるのに、雑誌になった途端にあれ?と思うことが多いのはなぜなんだろう。すべてが流通される「商品」として書かれているからかなあ。でも読むけど。
とかなんとか言っても、何でも「言うは易く行うは難し」なのでこれは別に否定とかそういうのではありません。読んで私がそう感じたというだけのこと。

*1:それで言うと『AERA』がクラブ業界ネタを載せる時のライターさん人選はわりと正しいと思う。お笑いは本誌の人だった気がする。鳥居みゆきのインタビューとか

*2:いわゆる「すんげー!」世代