心の一枚とCISCO最後の日

曲単体だとKLFと並んで自分内トップ5に入るSABRES OF PARADISEの「Smokebelch II」がつべにあった(号泣)。当時手に入れられずそれ以降も中古屋で1回しか売ってるのを見たことがない私(そして去年の Oblivion Ballでウェザオール師匠がかけたこの曲を聞き逃した)は涙を流してリピートさしていただこうと思います。DAVID HOLMESって、今「オーシャンズ13」とかのサントラやってるんだね。CMの曲がえらく心に引っかかるブレイクビーツだなと思っていたら! MUSHROOMでやっていたClub Venusのフライヤーとか思い出すわ。

そういえば『AERA』にCISCO最後の日の記事が載っていた。サブカル文化の時流による出来事というだけでなく都市史に繋がるように読めたので、短かったけど面白いテキストだった。
インサイターの方がこの記事に対して「いまの10代はDJの代わりにお笑いを目指してる」って記載されていたのだけど、それは私もそうだと思った。去年見たポッキーだったかのCM。女子が文化祭の出し物を練習しているんだけど、その内容がなんと漫才だったんだよね。昔なら絶対ギャルバンのはずなのに。今高校生の間で人気者になれるのは、バンドじゃなくてお笑いだという事がとてもわかりやすく出ている。これと反比例するように、DJだけじゃなく90年代に圧倒的な力があったクラブ系とかのアングラ音楽全体に求心力がなくなってきてる気がする。面白い音楽はまだあるし一括りにはしたくないけど、前を思うとやっぱりパワーダウンしてる感は否めないというか。
ということで、そんな自分が一番熱狂的だった頃のトラック(そして日本では数が少なくて買えなかった12インチとか実家にあって聴けない12インチとか)がつべで聴けるということがわかって嬉しい。

Sabres Of Paradise - Smoke Belch 2 (David Holmes Remix) http://jp.youtube.com/watch?v=l3TE3A8YGbI