2001年だった。

二つくらい前に書いた入院、本当は2001年だった(ので2STEPも2001年頃の話)。
それは大腿血管なんたらいう長い病名で、言ってみれば「足にできた血栓を切開するため」の検査も兼ねた入院だった。処置自体はそれほど大事ではなかったのだけど、その血栓が直径15センチくらいある痣の中の血管にできていて、またその痣が症例として前例がなかったので検査がいろいろと必要だったらしい。どの科が担当するかも決まっていなくて、病棟は皮膚科だったけど、血管外科と放射線科と皮膚科の先生が共同で担当するみたいな話で。動脈が紛れ込んでないかどうかをチェックするために造影剤入れてレントゲン撮ったり、血液検査したり、MRI撮ったり、わりといろいろやったんだった。
もしきちんと痣を消すとすれば、形態が形態*1だけに安易に皮膚を移植したり剥がしたりするわけにもいかず、静脈だけを薬で一本ずつ詰めていくしか方法がないらしい。「正直今は良い技術がないからオススメしない、将来的にはもっと良い方法が見つかるだろうから、もし今気にならないなら焦ってやらない方がいい」と言われてびっくりした。病院でそんな風に言われることがあるんだ、って思って。
あれからは何も起こってないので特に処置しようとも思わないんだけど、痣を手では抑えられないのは未だに変わらない(これは昔からだけど)。7年経った今なら良い方法があるんだろうか。
病院日記(2001年6月21日) http://www2.osk.3web.ne.jp/~sanae/diary0106.html#6/21

*1:皮膚の色素による痣ではなく、異常繁殖した毛細血管が皮膚の下から透けて痣に見えるらしい