ニートにならずにすんだのに。

大阪府の改革の進行をネットの情報でなんとなくウォッチしている。
前々から話はあったけれど、いくつかの施設の廃止が決定したらしい。ただ現美は「新展開により別途検討」だそうだから、今後はNPOへ完全委託して継続するのかもしれないけどね。

27の公の施設の方向性 大阪府改革PT
《27の公の施設の方向性》
【廃止】(8施設)
弥生文化博物館、体育会館、臨海スポーツセンター、青少年会館、現代美術センター(新展開により別途検討)、文化情報センター、総合青少年野外活動センター、国際児童文学館

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080411/lcl0804111146009-n1.htm

20代の私が無職にならずにすんだのは、実はこういう施設があったからとも言える。卒業してから東京に来るまでの数年間、府の施設でアルバイトをしていた。あの当時は不景気の底も底で、25人くらいいた専攻の学生は半分も就職が決まっていなかった記憶がある。
それで私は先生の紹介でアルバイトとなり、どうにか「働いている人」という立場を得ていたのだった。不安定ではあったけれど、経験と知識は十分増やせたから無駄じゃなかった。今では、あれはむしろ必要な期間だったのかもしれないと思う。だからそんな時によくしてもらった場所がなくなると聞いて、少し寂しい気持ちになっている。