2008年10月26日(日)earsore @新宿落合soup

Guest:MIHARA (RL66)、Tyme. + Taps
DJ:yim (flyrec)、nobuki nishiyama (HEADZ / warszawa)、takashi ishii (earsore)


MIHARAがライブをやるというのでひさびさに見に行ってきた。落合のsoupは地下にあるこぢんまりとしたクラブで、後ろにバーカウンター、前にライブブース、そのブースを囲むように両隣にスピーカーが建ててあった。構造がなんとなく戎橋にあったブルーナイルみたいで少し懐かしいと思った。まああちらはビルだったしフロアももう少し広かったけど、雰囲気がなんとなく似ていたという感じで。

Tyme. + Tapsはどういう音をやるユニットなのか知らず、イベントの雰囲気からして勝手にアブストラクト系のヒップホップだと思っていたら意外とBPMが速かった。しかも最後の方ではBASSHEADS「Is There Anyone Out There?」のBPMを倍ぐらいに遅くして、12インチを使ってスクラッチで混ぜていたのでびっくりした。でもレイヴ的なネタ使いではなかったので今の人が新しい音ネタとして使っていたのかもしれない。以前GOTH-TRADダブステップ系のイベントで新しいネタとしてレイヴもの(確かPRODIGYとか BABY Dあたりだった気がする)を使ったりしていたから、そういう影響もあるのかもと思った。
DJを少し挟んでMIHARA。「Tears」や「Quiet Rain」などシングル曲を始め「Awakening」や「Unstable Palpitation」など、最近発売されたアルバム「Drama」の曲をメインにしつつ、合間に「Aqualychnis Callidryas」など1stの曲を混ぜている。静かな前半・アッパーな後半という感じで、中盤以降ビートは強く&BPMも上がり一気にアッパーな雰囲気にシフトしていった上に、「これは一体どこのデイヴ・クラーク‥‥」と思うような四つ打ちトラックが聞こえてきて思わずニヤニヤしてしまった。そして聞こえてきたのが懐かしの大クラシック、90'sアブストラクト好きには忘れられない曲よね‥‥と再び嬉しくなりながら踊る。その後もこのイベントによく来ているようなアンダーグラウンド系ヒップホップ好きには恐らく有名なのであろう曲が混ぜ込まれていたっぽい(明らかに一部のお客さんが嬉しそうだった)。気持ちよく楽しく踊ることができた。
急遽ライブが決まったらしい来日中のEPSTINE。トラックを走らせつつ自分の声をマイクでエフェクトをかけながら同期させるという、なかなか器用なライブスタイルだった。セッティングや曲間の繋ぎが多少手間取ったのか流れが途切れてしまって大変そうだったけど、普段あまり見ないライブだったしそれはそれでよし。
普段の行動範囲と被らないイベントに行くとそれだけで新鮮。何かと面白い物も見られて楽しかった。

MIHARA http://www.myspace.com/koheimihara
Tyme. http://www.myspace.com/tymejp http://dubdish.com/