生まれた子どもが大人になるだけの時間

23年ぶりに秋田時代の友人と再会。昔の思い出話はもちろん、懐かしい友人たちの現況や盆踊りの話でひとしきり盛り上がった。雪深い地域なので里帰りはやはり盆踊りの時期になるのだけど、今年ももうすぐなのでまた集まるだろうという話を聞く。西馬音内盆踊りは今やかなりの賑わいを見せる祭りになったらしく、あの衣装で移動している時はぼんやりしているとすぐ観光客に囲まれてしまってなかなか輪に入れないし、今だと下手な人でも端縫いを着ていたりするし*1ちょっとね、と思うところがいろいろとあるようだった。確かに本来は送り盆の儀式で人に見せる物でもないから、地元民のそんな気持ちもわからないでもない。青森のねぶたや阿波踊りなんかまた違って、長い間観光地化されていない場所だったから余計にそう感じるんだと思うしね。そんな友人も今はもう花笠に端縫いで踊っているらしく、時間の経過をなんとなく感じたりした。

*1:普通は上級者しか着ない。昔の記憶でもすごく上手なお姉さんしか着ていなかった印象がある