あがるとさがるをくりかえす。

 普段、「環七を北にあがっていく」などの言葉遣いを無意識にしているようで、そのことを2度ほど指摘された。たいてい、その後に「京都の人っぽい」という評価が続くのだが、昨今はもう訂正しないでいる。近隣県の人間でも、15年通っていればそれ相応の影響は受けるものだし仕方がない。母がときどき使う「〜しよし」も、京都の方言なのか京滋の方言なのか、今となっては定かではない。
 でも、タイトルはそんなことが言いたいのではなかった。昨今吐きそうなくらい緊張したり大変だったりといろいろなことがあるものだけど、いいこともあるしうれしいこともある。人生は意外とプラマイゼロになるようにできているのだな、と天気がよくて風が冷たい一番大好きな空気の中で思った。ということだった。