いざゆかん光のある方へ

 私はどちらかと言えば歌も固まりで聞くので歌詞を読みこむ方でもないのだけれど、ホンダレディの詞だけは確認するように読んでしまう。痛くて切なくなる言葉が並べられていて、まれに自分の状況と重なる時があってハッとする。でもそれらは限りなく力強く走るメロディとビートとサンプリングに流れ、言葉に対してうだうだと考えさせる隙を与えない。内向きの歌詞に外向きの曲。そういうバランス感が自分にとってはちょうどよくて、だからこそ彼らの作品が好きなのだと思う。

SNEAKER MON AMOUR

SNEAKER MON AMOUR

 夕暮れをテーマにしたコンピを買った。朝焼けと夕暮れのどちらが好きかと言われれば夕暮れと答える。ダンスミュージックのテクノでもなければ高尚なだけのエレクトロニカでもない。どことなく詩的で、叙情があって、ぼんやりとした切なさを感じさせる曲がたくさん入っている。大好きなMATRYOSHKAの新作が聴きたくて買ったけれど、AmetsubuやSerphもとてもいい。
Songs of Twilight

Songs of Twilight

 いいのはわかっている。豪華なゲストがたくさん参加しているけれど、やっぱりデル・ナジャの浮遊感と暗さのあるトーンが一番好きで一番しっくりくる。
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