2010-04-02 降るように咲く 日々 桜の下には死体が埋まっていると言うけれど、これだけ寒いと文学的な風情もやや負けぎみ(なぜなら自分が死んでしまうから)。が、「花冷え」という美しい言葉で持ち直す。 六義園のしだれ桜は八坂神社に比べると繊細で上品な美しさだと思う。八坂はもっと死体が埋まっていそうな恐さを感じた記憶があるし、「幽玄」という言葉が似合った気がするから。桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)作者: 坂口安吾,川村湊出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/04/03メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (136件) を見る