[日々]首を押さえて

私が持っているクラシックというとサティくらいしかないのだが、この間YO-YO MAのアルバムを貸してもらった。パク・チャヌクの「オールド・ボーイ」の雰囲気があるといってらしたが、聴いてみてああなるほどそんな感じがする、と思った。踊る時の音楽はパーカッションとキックを重要視するのだが、静かに聴く音楽には弦楽器がいいことがわかった。晩秋によく合う音。

近所のブックオフで太陽のバックナンバーと青木玉小石川の家』を買う。
小石川の家』は小石川に行ってみたいと思った時に最初に思い浮かんだ。幸田露伴の孫(幸田文の娘さん)である青木玉さんが書いている。太陽は76年の宮沢賢治特集と78年の銀座モダン特集。ずらりと並んだ特集からは今の趣味雑誌を30年以上も前にやっていたことがわかる。時代がちょっと早かったのかもしれない。