2006-11-10 本読み、天気読み 日々 柴田元幸先生はいつまで経っても文学青年然としていて格好いい。『生半可な学者』の時代から全然変わってないと思った。 アゴタ・クリストフ『どちらでもいい』を購入。 言葉にこだわるアゴタが敵国の言語で書いたという短篇集。『文盲』よりさらに直接的な言葉で諦念や喪失が描かれていて、絶望感が濃く漂う。こういうのはむしろ好きな空気感。なんとも言えない感覚で読み進めている時間がいい。 どちらでもいい作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/09メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (32件) を見る