「TOKYO麒麟ショー」第3回@新宿シアターモリエール

*記憶のみなので文言、順番などは完全ではありません
*以下敬称略


●前説
ボン溝黒


●漫才
〜お客さんに謝って!
田村「今日もぎっしり詰まってもらってありがとうございます」
川島「ちょっと待って“ぎっしり詰まって”ってなんなんお客さんをピーナッツみたいに」
田村「いやそんな風に言ってませんよ」
川島「女子にちゃんと謝りいさ!」
(謝り方について執拗なやりとり)
田村「わかった! わかったからちょっと(人の)話聞こうか川島(怒)!」
〜僕は運がない「ハトのフンが両肩に落ちた」
〜誰が一番不幸か
川島「その人の気持ちになったらわかるでしょ」
〜ハトの気持ち
田村「なんなんそのハト漫談!」
川島「あ、ちょっとゴメンゴメン(愛想笑い)。でね‥‥」
〜フンの気持ち
田村「だから漫談やめろや!」
〜僕は運がない「遅くまで仕事をしてホテルに入ったら大きなハエがいた」
〜ホテルのフロントマンの気持ち
川島「NBAの選手か‥‥ジャズのサックス吹く人みたいな」
田村「それ黒人やん! そこまで黒ないわ!」
〜ハエの気持ち
川島「ものすごいうんこのルームサービスが来て」
田村「なんやねんハエの世界にはそんなんあるんか!」


●カッパ頂上決戦:溝黒カッパーフィールド vs ネゴカッパ
前回の「TOKYO麒麟ショー」にて告知があった、東のカッパと西のカッパ決戦。「カッパは一人でええやろということで‥‥」
先攻:溝黒カッパーフィールド「カッパのタップ」
後攻:ネゴカッパ「カッパのショートコント」


〜客席からの拍手にて勝者を決定
川島「実は溝黒はきゅうりにネタ順を書いてたんですよ」
田村「お前! 食べもんやぞ!(真剣に)」
川島「まあ、きゅうりに写経をした人は初めてということで」
(客席に拍手を求める)
勝者:ネゴカッパ


〜エンディングにて行われる「カッパの皿割儀式」予告


トーク
〜天津木村と傘の話
田村「雨が降ってる時に天津の木村くんと遊んでたんですよ」
川島「おお、えらい無邪気やね」
田村「まあそんな中で彼が小さい傘しか持って無くて、雨もひどくなってきたからコンビニで自分の分と小さい傘の代わりに大きいのを買うたったんですよ。そしたらすごい喜んで“ありがとうございます!”言いながら水たまりはまりよったんですよ。アホでしょ。」
川島「ほんまアホやな」


〜自分が普通と思っていてもそうではないこと
【トイレでの拭き方】
田村「トイレでどっちから拭く?」
川島「ああ僕は後ろ(手を後ろから回すジェスチャー)」
田村「ええ!俺逆やわ!」
川島「ああでも方向は一緒やで、その辺のベクトルは一緒」
(どっち方向に紙を動かすか、紙の長さや量の話で盛り上がる)


【風呂の入り方】
田村「風呂やったら先入る? 洗ってから入る?」
川島「あー洗ってから」
田村「そうやんな。ほんならどこから洗う?」
川島「腕かなあ(左腕を擦る真似)」
田村「いや頭でしょ」
川島「ああそうか、いやでも顔かな」
(客席)「メイク落とさないと!」
川島「メイクとかしてへんわ!」
田村「ええ! 頭からあらわなシャンプーとかこの辺(生え際の辺りを指す)に残ってるかもしれんやん」
川島「ああまあ‥‥でも最終的には風呂浸かるからな」
(風呂にもぐる時の回転や方向の話)
田村「足ひっかかるやろ!」
川島「いやでもグルンってなるかもしらんし怖いねん! グルンって!」


〜家の風呂が汚い
川島「いやーこいつの家の風呂がものっすごい汚いんですよ。ココリコさんの番組のロケで田村の家に行ったんですけど、もうなんかカビがびっしり生えてて、“ぬぬぬぬ”やねん。“ぬぬぬぬ”!」
田村「いやまあねえ」
川島「もう部屋もほんま汚くてね。湿気が多いから、拭いても拭いても同じ汚れなんですよ。松居一代さんも今までで見た芸人の部屋の中で一番汚い! て軽く引いたはったもん。なんかじゃりじゃりやし」
田村「俺部屋の中土足であがるしなあ」
川島「え!」
田村「一回靴履いて、“あれ消したっけ”とか思った時にもうそのまま行ってまうねん」
川島「それはこうやるやん(靴を履いたまま膝で動く動き)」
田村「うわあ!(と驚かす)」
川島「‥‥‥(呆然)」
田村「いやそこはなんか反応してや!」
川島「いや何が何やらさっぱりわからんから」
(その恰好では家の中から何かが出てきた時に対応しきれないのでは、的やりとり)



川島「洗濯機どけたら得体の知れない虫とかおってね。もう砂とかあってね」
田村「そんなところも掃除せんからなあ。ある意味大自然。めっちゃ落ち着く!」
川島「お前はな」
田村「でも掃除はしてるねんで。1カ月に一回とか掃除機かけてるし」
(会場からえーという声)
田村「いや男やったらそれくらいやって」
川島「いやいやそんなことないって。俺だって毎日かけてるもん。クイックルワイパーとかも」
田村「いい子ぶんなや!」
川島「(笑)いやほんまやって。ほこりあんのめっちゃ嫌やから」
田村「昔はやってなかったやん! さもずっとやってるような顔して言うてるけど、淀屋橋のあの時はやってなかったやろ!」
川島「あーそれはやってなかった。でも今の家は新築やから最初の綺麗なままにしたいと思うねん」
田村「大阪の家は?」
川島「あーーあれはあかん。もうどうしようもない広すぎて」
田村「めっちゃ広いんですよ」
川島「元々2DKかなんかの部屋をぶち抜いて1DKにしてるから異様に広いんですよ。せやしもう手がつけられへん。一週間に1回くらいしか帰らへんし、掃除しても次帰ったら埃が出てんねん」
田村「ダイソンの掃除機は」
川島「あそれ大阪の家」


〜家電製品の話
【川島家の洗濯機】
川島「洗濯機もいいの買いましてね」
田村「いくらぐらいすんの」
川島「20くらいかな」
田村「えええ! そんなすんの! 考えられへん」
川島「最初は2万やと思っててんけど、2万のやと乾燥機も付いてないし‥‥と思って5万くらいにしたら‥‥」「13万くらいで斜めドラムが出てきよんねん。でもそれやったら全然知らんメーカーやし」「15万やと斜めドラムでも“一人暮らし用”って書いてあって、そんなん僕がいつまでも一人みたいで嫌やん」「もう最後の方は溝黒驚かすために買ってるから」
田村「大阪の家のは?」
川島「大阪のも20くらいかなあ」
田村「ええ! お前何洗濯機に40万もかけとんねん!」
川島「大阪のはなー中も見えへんし失敗してんなあ」
田村「ほんなら大阪のんくれや!」
川島「ええよ」
田村「うそ! ほなら俺の2万のやつやるわ」
川島「いらんわ!」


【ドラムが回る光景を眺めるのが好き】
川島「じっと見てんねん。これホンマやねんけど、こうやって座って(ドラムの目の前にあぐらをかく)ビール置いて。“おお回った!”とか言うて。ビール3本くらいはいくね」
田村「全然その気持ちわからんわ」
川島「いや落ち着くねんって」
田村「俺にはわからんなー。コインランドリーとかの回る音が懐かしい感じがする、いうので好きなのはわかるけど」
川島「あ、なるほどね。最初は“それやったら映画一本でも見ますよ”て言うててんけど僕も。いやまあ一回見てみて(笑)」
田村「なんやねんなもう」
川島「あでも、見てんの夜中やん? 回った! 思ってテンション上がって中腰になったら自分が(ドラムの窓に)ばっちり映ってさ。あれは寂しいね」
田村「自分と向かいあってんねや(笑)」


【川島家の炊飯器】
田村「炊飯器とかは?」
川島「炊飯器も8万くらいのやで。極み炊き? とか言うねんけど、スイッチ入れたら“シューーー!”言うねん! なんか周りの空気吸ってる感じで」
田村「それ圧力で炊くから空気吸うてんちゃうん」
川島「ああそうや、そうかも! ほんまやったら1時間くらいで炊けるところ1時間半かかんねんけど」
田村「ああ、普通より時間かかんねや」
川島「そうそう。でもな、もう米のたち具合が半端じゃなくいいねん! カパッ蓋開けたらて“先生!”(座っていた生徒が一斉に立ち上がるジェスチャー)って感じで米が!」


【料理をしない】
田村「俺料理せんなー」
川島「でも一人暮らしもう長いやろ?」
田村「うん。でも家で物喰うなんてほとんど無いし。木村とかと住んでた時も、家で食べる時はあいつらが作ってくれとったもん」
川島「ほんならどうすんの」
田村「ほとんど外食。もう米とか磨ぐの、一粒もこぼさへんようにとか思ったら途中で“あーーー!”てなるわ!」
川島「だから今はええ“無洗米”いうのがあるやん、洗わんでいいヤツ」
田村「いやや! 米は洗うもんやと思てるもん!」
川島「いやだから無洗米が!」
田村「いやや言うてるねん!」
(しばし米を洗う・洗わないで言い合い)


【お土産売り場と「結婚したい」】
川島「ああ、僕らもいろんな場所にお仕事さしてもらいに行くわけですけどね、そこで例えば福岡で明太子とか買ったりするわけですよ」
田村「ああ‥‥結婚したい!」
川島「なんでやねん!(怒)」
田村「なんで俺“結婚したい”言うたらそこまで怒られなあかんねん(苦笑)」
川島「いや、そこでなんで“結婚したい”になるねんさ」
田村「嫁さんとかおったら嫁さんが米を炊くやろ。そしたら例えばお土産売り場とか行っても買えるけどさ、一人でそんなん買うのは寂しいやん。先輩の所に行くとかなじみの店にお土産にするとかやったら買うけど、一人やったら絶対買わへんわ」


【白ごはんとおとも】
田村「ほんならさ、ごはんとタラコと後はなんなん」
川島「味噌汁とか」
田村「そんなん作られへんもん」
川島「それはマルコメとかあるやん。“あさげ”とか“ゆうげ”とか。あ、“ひるげ”も」
田村「その後は?」
川島「あとは“おかわり”の声だけやろ。何がいんの」
田村「オムレツとかほかのおかずがあるやん」
川島「いらんわ!」
田村「えーウインナーとか必要やん」
川島「いらんって!」


〜身体のサイズが合わない
田村「台所とかってあれなんであんな低いん? 食器とか洗ったりするのもさ、こうしたら(屈む)腰痛いし、こうやって(足を開く体型)固定してやってんねんもん。これでも腰痛いしすぐ立ち上がられへんくなんねん。よいしょ、って(一度動きを止めて)やらなあかんし! もう130cmから160cmまでと160cm以上の人用とかわけたらいいのに」
川島「ああまあねえ」
田村「洗面台とかで頭洗う時もめっちゃ低いしさあ。俺意識でやったらその辺びちゃびちゃになるねんで」
川島「あー」
田村「ほんでさ、新幹線とかもめっちゃ席狭いやん。バスとかでも背もたれと首合わへんし! 飛行機も!」
川島「あああれ! ほんまそうやわー。飛行機なんかで寝た日には足がエコノミー症侯群みたいに動かへんようになるねん」


〜新幹線にて
【切符の確認をどうにかしてほしい】
川島「あれ、乗ってすぐ来てくれるんやったらいいけど、なかなか来えへんからと思って財布に締まった途端に来よんねん。ほんで僕本とか読んでるからそっちに気取られて切符どっかやってしまうねんな」
田村「あー」
川島「あれもう絶対切符なくさそうとしとんねんで」
田村「それはないやろ(笑)」
川島「まあ1両に100人くらいおって、まあ1人はなくすとして‥‥」
(切符を失える人数について熱く語る)
川島「手の所に当てたらピッ!とかいって確認できるようにしたらいいのに!」
田村「そらまあお金がかかるんですよ膨大な。それよりも“切符を拝見いたします!”ってわざわざ言うのやめてほしいよな」
川島「そうやねん! あれ起こそうとしとんねんで! 寝てたらじーっと待ってるヤツとかもおるし!」


【コーヒーをこぼした車掌とお詫び】
川島「最近は置いておいたら勝手にチェックしてくれるねんけど、奥に座ってた時にそれやったら、(車掌が)手前の人のコーヒーをこぼしてさ」
田村「ほう」
川島「それでその人もめっちゃ怒っててんけど、その後で20人くらい謝りに来よったで」
田村「へえー」
川島「何人も何人も来て、結局誰が一番えらいねん! てなってて(笑)。その人もずっと起こされてて」
田村「寝たいのに寝られへんかったんや(笑)」


【車掌が高校時代の同級生だった】
田村「こないだ俺の同級生おったやん」
川島「あれはお前が悪いわ。いやね、この間新幹線に乗ってたら、“切符を拝見しまーす”って来た車掌が田村の同級生やったらしくて。“切符を‥‥”言いかけた時に“もりたー! 森田やんけ!”とか言い始めて。その人も“今言わんといて! ていうか俺森田ってばれたやん!” みたいな感じになってて(笑)。」
田村「いやだって、卒業ぶりやねんで!」
川島「それ“ノリ悪い”とかやないやろ、向こう仕事中やねんから。“今何してんねーん!”てお前どう考えても車掌やん。 お前も舞台やってる時に言われたらかなんやろ? “今何やってんの”って漫才やん! てなるやろ(笑)」


●エンディング
カッパ頂上決戦はネゴカッパの勝ち。4人でしばし告知など。
川島「来月は吹田の貧乏カッパが出るみたいですよ」
田村「そんなん言うたら出なあかんやん‥‥」
川島「ネゴカッパは防衛を目指して」
田村「貧乏カッパも意外とやる時はやるみたいですよ」
(溝黒:被っていたカッパ用カツラを無言で差し出す)
田村「いやそれはいいのちゃんとこれから作りますよ」
川島「とまあそんなのもこれから考えるらしいですが、来月もやるのでぜひお越し下さい!」