思考を刺激しない音楽

友達が参加しているからという理由で買ったら、アルバムそのものがとてもよくてここ2,3日のヘビロになっている。
音楽やテレビをつけて仕事ができない人間ではあるが、それも長く続けると閉塞感を感じるようになる。そういう時にかける音楽は割と重要で、でも実際にかけられる作品というと本当に数えられるほどしかない。「心地よい」作品はあれ「心地よくて思考を刺激しない」作品はなかなかないから。その基準は自分の「これは大丈夫」という感覚だけであって、ジャンルや音色ではないので余計に難しい。
だからこそ、そんな中で選ばれたCDは普段聴いていてもやっぱりちょっと特別な存在になっている。それ自身のカラーはちゃんとあるしビートも刻まれている*1しかっこいいのに、体の中にさらさらと染み込んでいく気がする。混ざり物のない水みたいな感じ*2
机の前には割と大きな窓があるから、今日は曇りだけど初夏っぽい明るさがあることが外に出なくてもわかる。閉塞感があってもその光とこの音で乗り切ろうと思う。

AREPAZ IMMIGRANTE ORCHESTRA GREATEST HITS PART 2

AREPAZ IMMIGRANTE ORCHESTRA GREATEST HITS PART 2

Retrospective 1990

Retrospective 1990

*1:アンビエントや静かな曲だけではない、という所以

*2:今思ったけど、水というよりは生理食塩水っぽいのかもしれない。体に必要な要素が混ざった水。「混ざり物のない水」に比べて表現にロマンがないけど