ヴィルジニー・テヴネ「サム・サフィ」

自由なその日ぐらしの生活に飽きた女の子が「普通」を探し求める話。
ちょっと必要があって借りたのだけど、高校時代に京都駅前のルネサンスホールで見た時の衝撃を思い出した。その色合いの鮮やかさや最先端の音楽やカルチャーの満載ぶりが嬉しくて、当時のフランス物では大好きな作品になったんだよなあ。ミニシアター系の作品も普通に見られるようになった今だと古びた感はどうしてもするから、やっぱりあの時に見ておいてよかったのだと思う。キザイア・ジョ−ンズがライブシーンに出てきたりINNER CITYやBASS-O-MATICがダンスシーンで流れたり、アート系自由人がAIDSについて真剣に考え始めるという描写もまたしかり。良くも悪くもあの時代の空気が感じられて懐かしかった。

サム★サフィ [DVD]

サム★サフィ [DVD]