キングオブコントおぼえがき(今さらな感はあるが)

もうすぐM-1という季節になって今さらな感じはあるけど、ようやく全部キングオブコントが見られたので記録。いろいろ言われていただけにきちんと全部見るまでは感想を控えようと思っていたら今になってしまった‥‥。
さて本題。バッファロー吾郎は予選Aリーグの中では一番面白かったし、決勝も相変わらずの上に個人的にはバナナマンのネタがあまりピンと来なかったので優勝は別に正当な評価だったと思う。まあもし優勝していなかったとしても、とても「らしい」ネタだったし、あれが全国で放送されただけでも意義がある。噂で聞いていた竹若さんの「コントの面白さを教えてくれたリットン(調査団)さんとボブキャッツさんににお礼を‥‥」っていうコメント、本当によかったなあとしみじみしたもの。
(以下長いので畳みます)
※敬称略
※思ったことを好きに書いているのでお許しを
※タイトルは適当につけたメモ

【ファイナル予選Aリーグ
●TKO:ハットリくん
なんかのっぺりした印象。もっと面白いと思うんだけどなんでだろう、やっぱりトップバッターだったからか。
バッファロー吾郎:師匠と弟子
2番手だったからか、2人のテンションとキレが余計に際立っていた気がする。竹若さんと木村さんの「市毛良枝」連呼&無駄な勢いが「らしい」。
●ザ・ギース:卒業式
頭のいい人が作るよく練られたテンポのいいコント。いつも見逃していた彼らのコントが見られたのは収穫。上位一位しか勝ち上がれないから関係はないけど、点数はもう30点くらい高くてもよかったと思う。
天竺鼠:結婚式の乾杯
川原のキャラがいつも変でずるい。けど分数があるので間延びした印象になってしまった(せっしーほとんど喋ってないよね)。だから「前半はよかった」って言われたんじゃないかな。あのキャラを使った次の展開があったらいい所まで行ったんじゃないかと思った。

【ファイナル予選Bリーグ
●チョコレートプラネット:ローマ帝国の2人
C AGEランクの人たちだけど、神保町花月で舞台をやっているだけある存在感。ローマ風の言葉尻は面白かったけどあんなに分数はいらないなー。あとこのテイストだと今はどうしてもモンスターエンジンを思ってしまう。
●ロバート:トゥトゥトゥサークル
ルミネで見たネタだったけど面白かった。テレビキャリアがあるトリオだと思わせる落ち着きだし、トゥトゥトゥのフレーズがすごく耳に残る。
バナナマン:朝礼
面白いんだけど、ネタだとわかっていても誰かを貶めることで笑いを作るネタが個人的にあまり好きじゃないので、ネタはロバートの方が好きだった。
●2700「お笑いライブのファン」
番組側はダークホースを狙いすぎだと思った。テンポはよいけど2巡目はいらない。

【ファイナル決勝】
バッファロー吾郎:アンドロイドと博士
誰も悲しまない&固有名詞がいちいちずるくて(いい意味で)楽しめる中学生レベルのネタが彼らのいい所だな、としみじみ。
バナナマン:ディナーの妄想
立ち話で延々とディナーの妄想。ものすごく安定していて設楽さんと日村さんの掛け合いも息がぴったりなんだけど、なんかピンと来ない‥‥。一昨年のM-1で見た麒麟の漫才にも近い感覚。彼らってホントはもっと面白いよね? と思ってしまった。

【審査方法】
いろいろ言われている審査方法、かわいそうだったのは記名で選択を晒されたファイナリストだよね。セミファイナリストは覆面選択だったからまだ公平性はあると感じたし、誰かが「芸人に評価されたんだから悔いはない」って言ってたから、評価される側がそう捉えられるなら別にいいんじゃないかしら。審査の随所に「あ、そうなるんや!」って声が入ってたので、骨子は提案したけど自分でもこんな形になるとは思ってなかったのでは‥‥なんて想像したり。

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いろいろ書いたけど、やっぱりバッファロー吾郎が優勝してよかったなあおめでとう! 今後のイベントがやりやすくなるといいね! という感想に尽きた。