DEERHOOF JAPAN TOUR at 恵比寿LIQUIDROOM

出演: DEERHOOFgroup_inou
個人的group_inou2デイズの2日目。アメリカのバンドDEERHOOFの前座として出演していたんだけど、とにかく音がよくてびっくりした。セットは昨日とほとんど変わっていないのに、音の広がりも伸びもクリアさも明らかにまったく違う(友達もそう言っていたので私の個人的な感覚ではないと思う)。「PR.」*1PAを担当しているスタッフさんがやっていたと聞いて納得、でもこうまで違う物なのかと驚いた。相変わらずの物怖じしないMCと楽しそうにやってるさまがいい感じ。あと曲順を間違えてすごく怒られているcp.がオモロすぎた。「SHIP」や「QUEST」も大好きだけどラストの「LIP」がよかった。曲間が長めなのがいいよね。あれくらいあるとトラックがダンス物として捉えられて踊りやすいし、何より気持ちよく感じられるから。
メインのDEERHOOF、お客さんの雰囲気からもなんとなく感じは掴めていたけどその印象は間違っていなかった。女の子ボーカル(日本人)にチェックのシャツをインして着てしまう往年のカレッジバンド的メンバー、自分のギターポップ大好き時代をグリグリと思い起こさせる感じ‥‥。とはいえ、かわいいボーカルのバックでなっているのはものすごく凝ったギターフレーズにドラム乱れ打ち、ああいう見た目と音に乖離現象が起こっているバンドはとても面白い。最後の方では(恐らく曲のキャラクターなんだろうけど)バナナを持った白いキャラが出てきたり、いちごのぬいぐるみを振り上げて歌ったり、なんかもうかわいすぎた。音の感じにちょっとばかりルミナスオレンジを思い出したんだけど、友達に「ヤングマーブルジャイアンツっぽいよね」と言われなんとなく合点がいった。途中で一生懸命日本語を使ってMCをするドラマーの男の子が微笑ましく、気分良く呑んで踊って、心地のいいライブだった。
そういえば、恵比寿リキッドに来たのは2005年のTORTOISE以来のような。なんてひさびさな‥‥。

Offend Maggie

Offend Maggie

*1:彼らがunitでやっているイベント