サマーウォーズ

気分をパッとさせたくて映画を見に行った。「サマーウォーズ」か「バーダーマインホフ」かと迷って「サマーウォーズ」へ(まあ「バーダー〜」はドイツ赤軍の話なのでパッとという感じではないが「うおー!」と言えるので)。
細田監督の映画は純粋にわくわくしながら見られるのがとてもいい。夏休みに見る映画、という感じ。「時かけ」を期待していくと違うなんて話もあるようだけどあまりそんなことも関係ないというか、ベクトルの違う作品としてきっちり楽しめた。それにエンタテインメント性で言うと今回の作品の方が高かった気もするんだけどどうだろうか。
異空間にいる時の浮遊感と奥行きのある空間表現とか、カウントダウンの時にいつも宮島達男の「カウンター・ヴォイド」ぽいカウンターの表現(しかも100分の1秒まで表示されてるからドキドキ感がより強い)が使われてる所とかもすてき。話の込み入った内容はやっぱり日本人じゃないとわかりづらい部分もあると思うけど、息つく暇のない展開や表現に関してはホント海外の作品と引けを取らないんじゃないだろうか、というくらいオモロかったです。とにかく私はすごい好きな映画だった。
親戚の集まる描写はすごい懐かしい雰囲気だったな。小さい頃お盆休みになったら本家に集まってバーベキューしたこととかを思い出した。本当にあんなふうだった。