ブロードキャストの差し漫才@浅草花月 ゲスト:千鳥

 ブロードキャストが毎回漫才コンビ1組をゲストに招いて行う漫才&トークイベントに行く。ルールは「交互に漫才をして1時間でぴったり終わらせる」のみ。3巡ほどしていたが、知人曰くブロキャスはほぼ新ネタに毎回恒例の出オチを加えた形だったらしい。一方の千鳥は出オチ引っかけで30秒後の交代にも動じず、「通販番組」や「歌の練習」などおなじみのネタで普段同様マイペースに進めていた*1。高速掛け合いのブロキャスと、曰く「M-1の4分だとオチが4つ位しか入らない」スローペースの千鳥、スピード感から何から正反対の2組だっただけに、それぞれの個性がより際だっていた。特に千鳥はああいう流れで見ると、キャッチーさもそれなりにあるのに、ある種異様なオーラが出ているんだな…と強く感じさせられた。
 後半30分の「反省会」と称したゲストトークでは、ブロキャスのツッコミ房野さんが千鳥の高校時代の後輩とのこと*2で高校トークに花が咲いていた。一番笑ったのは「ブロキャスは東京風を装っている」の件。千鳥の2人、「房野なんて今はこんな坊ちゃんぽい格好してるけどな〜その眼鏡は目ぇ悪いん? (房野「いえ伊達です」)…いやぁこわっ!!」とおばちゃんがよく言う「東京は怖いわ〜」的なジェスチャーのタイミングがよすぎた。
 地元トーク込みでとても和やかかつ面白い、よいライブだった。名古屋時代は千鳥がゲストで出演することが多かったそうだし、この2組のライブがもっとたくさんあればいいのにと思う。

*1:でも「あの後ほんまは俺らも同じこと被せてかなあかんかってんよな。普通にネタやってもうたわ」と反省する大悟。ブロキャス「めっちゃ真面目に反省してますやん」

*2:すなわち舞台上の4分の3が岡山県