女子コマンド

【PVに字幕】
が入るんだね今日この頃のやつは。まあミュージカル仕立てのPVは歌詞の意味がわからないと内容も伝わらないからだろうね。特にR&Bとか。ていうか、デスチャのPVがたいへんよい。泣ける。ある意味女子コマンドのひとつだと思った。
 こういう人たちの造形に憧れる「一生ミーハー! 一生グラマラス!」の心意気な彼女たちの気持ちはわからないでもない。やっぱり基本が女子だし。昨日コスメ話を書いた後でちょっと思ったこと。この雑誌には異様にNARSが登場する比率が高いのだった。普通アーティスト系コスメは発色が良すぎ+色がどぎついのが多いのでなかなか定着しないし(でもボビーブラウンは基本色が茶系なので日本でも珍しく根付いていると思う)、雑誌でもメインで出てくることはあまりない気がする。やっぱり国産メーカーの「男子受けする控えめカラー展開」が強いわけで、いくら外資がカラフルな新色使ってメイクアップアーティストが巻頭カラーページをやったとしても、売れるのはカネボウだったり資生堂だったりするんだよねえ。毎年夏になるとトロピカルカラーの発売が甚だしいけど、今年も多分使う側としては難しいカラー展開なんだろうなあ(ふつうに平面な日本人の顔(私か)には向かなさそう)。

という状況の下でもばっしばっしと投入されるNARS群。さすが「これじゃ小悪魔じゃなくて悪魔!」とかダメ出しする小悪魔ふう雰囲気作りに一生懸命なVi*iとかの女子大生誌とは志が違うね‥‥。だって真紫とかなんだもん、使ってるアイライナー。もうこの人たち「あたしがいいんだから悪魔でもいいのよ!」レベルの誇りが見えてすがすがしいよ。そんだけやってるんだから、もう好きなだけモテるがいいよ。

【女子コマンド】
化粧はおろか香水から女子的おしゃれゼロだった入院の思い出。
主治医の先生は2こしか違わない朴訥としたにいちゃんだったのだけれども、退院の日、わたしがメイクをしている時にやってきた彼は、ちょっと見てひとこと、
「‥‥女の人は化けるもんやなあ」
と言った。大きなお世話。
そんなことをうっすら思い出してみる今日の女子コマンド(別名:女子しか楽しくない日記)は、先週末に買ったMACのお化粧品。セレブを目指すルイール系ブラックビューティ女子の基本ライン、パソコンでもなければハンバーガーでもないコスメティックブランド。VIVA GLAM!! シリーズとかほんとぎらぎらゴージャスで好きだったのだけど、いかんせんこちらに来てからあまり化粧品自体を見なくなってしまった。ので、それはいかん、と渋谷西武で買ってみた。いつの間にか値段設定が下がっていて驚き。いいのかMACなのにマスカラが1,500円とかで‥‥こと化粧品に関しては金銭感覚が狂いがち。でもゲランとかヘレナ・ルビンスタインに比べるとねー。
などと言いつつ目周りのアイテムを4つ購入。スモールアイシャドウ×2つ、アイラインペンシル、あとファイバーリッチコートラッシュ(いわゆるマスカラ)。いやーこのペンシルとコートラッシュが大変よろしい。やわらかいペンシルでまつげの間を埋めて、まつげはマスカラをダブル。ちなみにわたしは先にエレガンスのロングラッシュマスカラエクシードプレミアム(ながい)を塗る。エレガンスは大人仕様ゆえあまり繊維も入っていないし大変上品に長くなるのだけど、その上品がすぎるためにいまいちパンチに欠けるのだった。なので、そこにMACを足すとこれが美しく長く濃く、どこかの雑誌風に言えば「ドラマティックな」まつげになるのであった。女子(別に男子でもいいけど)はやってみると良いと思う。

「え、いつもそんな風に見えないよ」とかいう指摘はナシの方向で。まあお化粧は自己満足の最高峰ですし。