[文化系]職人芸

いやーオール阪神巨人は面白いなあ。適当につけた「波瀾万丈」って番組に出てた。お年寄り向けのネタでも、すごくベタでも、なぜか笑えてしまうんだわー。すごいなあ。

若手の芸人さんにはスピード感を求めるけど、ベテランの芸人さんにはあまりそれは求めない。ひとつの素材を面白いものとしてパッケージングする職人の話芸として見ているので、むしろテンポは遅い方が安心していられる(南キャンは二人とも若いのに、この中間にあるヘンなテンポなので、私はとても好きなんだろうなあ、と思った)。

そんな彼らも「いとしこいし師匠にはまだまだです」って言っていたよ。関西の芸人さんでありながらおっとりとした展開で、人をおとしめない上品な笑いのいとこい師匠。一回生で見たかったなあ。

ちなみにりあるキッズのメガネくん(関大在学中)のしゃべりはいとこい師匠を彷彿とさせる(これはみな言ってる)のでよく知らない人は見るといいと思う。まあ、ネタは面白い時とそうでない時の差があるけどさー。って、東京ではりあるキッズそのものが見られないか‥‥。

「僕らの漫才はいとこい師匠に比べたら、まだまだスピードが速い。1秒間があったら焦ってしまう」とも言っていたよ。あと、「前のコンビのテンポが遅いと焦る。遅いテンポから始めないといけないから」とかもね。

おお、それって速いBPMに上げるにしたってきちんと前の人のからつないでいかないといけないDJにちょっと似てない? お客さんの耳に違和感ないようにやってかないといけないDJみたいじゃない? とか思ったりした。