国際バラとガーデニングショウ


  
左:ブラックティー 真ん中:マダムヴィオラ 右:うちのコーヒーオベーション。かわいい。


東京に来てから毎年欠かさず行っている「国際バラとガーデニングショウ」。今年はお花イベント仲間の友人と一緒に参加。彼女はお家の庭にバラを植えているそうで、いいなあ〜私もバラの苗を買おうかな〜、とガーデニング気分が盛り上がる。


イベントの目玉になっているバラのアーチは今年も健在。でも会期の後半だったのでお花がかなり痛んでいて残念だった。他には、1本切花、2本切花、切花束、鉢植え、大輪種、フロリバンダ種、ミニバラ種など各規定でのコンテスト展示、ブーケ、新品種の展示、ガーデニング関連ブース、バラにまつわるイベントブース、種苗即売会、と幅広い展示で面白かった。


一人で行っている時は気付かないけれど、友達と行くと同じバラでも目を惹かれる品種が微妙に違うというか、好みがはっきり見えるので面白い。友人は淡いホワイト〜ピンク〜サーモンピンク系のロゼッタ咲き、カップ咲きをメインにオールドローズをチェック。私はマダムヴィオラやブルーバユー、オンディーナ、つるジュリア、ブラックティーやバタースコッチ、剣先の大輪系をメインにモダンローズをチェック。もちろんオールドローズも好きなのだが、どうも変わった色や種に目がいってしまう。


とはいえ、バラにもモードがあるようで、去年は結構見かけたチョコレートカラーやブルー・ラベンダー系が少なかった気がする。深紅もそれほど多くはなく、どちらかといえば今年はアイスバーグやピエール・ド・ロンサールなど、ホワイト〜ピンク系の明るく柔らかい色合いが多い。バラの色も景気に左右されるのかしらね、などと思う。


ひとしきり見た後で物販ブースへ。普段は育種メインのお店が山梨や長野などからたくさん参加している。バラの苗が山のように並んでいて、盛り上がっていたガーデニング熱がさらに上昇。京成バラ園に行きたいという話をしていたところに、京成バラ園のブースを見つける。小さくてマンションでも育てられそうなミニバラを見つけたので、3年目にしてついに購入をしてみた。コーヒーオベーションという名前だけあって、ちょっと茶色がかった花の色。翌日に栽培用の土と植木鉢、スコップやじょうろを買いそろえ(どれもうちにはなかった)、さっそく植え替えてあげた。もう、少しだけつぼみがふくらんでいるので見るたびにうれしい。今度は大きなバラの苗を買ってきて、鉢植えで作ろうかな。


園芸店が近所にないと思っていたのだが、よく考えたら農協があった。地の野菜だけでなく苗や園芸用品がたいていは売っていた。さすが農業協同組合。でも土を買うのは、初めてペットボトルのお茶を買った時にも似た、なんとはなしに微妙な感覚だった。田舎育ちゆえの心もちかもしれん。