かわいさの強度

Perfumeといえば個人的には「スウィート・ドーナッツ」が一番好きなんだけど、新しい「Electro World」のPVの作りも妙に気になる。

曲名の通りいわゆる未来都市ふうのCGもの。でもエイベックス系のPVにありがちなクリアすぎるデジタルものではなくって、なんとなく懐かしさのある未来感。
で、維新派のステージセットやフライヤーデザインに通じるあの感じにどことなく似てるなあ‥‥と(初期の『夜想』が好きだった人ならわかってもらえるかも)。 都市表現は『AKIRA』とか『エヴァ』とかのいわゆる都市型アニメを思い出すし(元を辿ると「ブレードランナー」になりそうだが)、建物が白い瓦礫に変わって飛び散る場面では「幾何学抽象形態の都市表現! リベスキンド!」と一人で盛り上がってしまった。「マイクロメガス」「チェンバーワークス」とか平面でしか見たことないけど、3Dにしたら多分あんな雰囲気になりそう。でもグラフィック好きにはDELTAのイメージのほうが強いかもな、とか思ったりした。

とかなんとか言っても最終的には「かわいかった」という印象に帰結するんだよなあ。かわいいものってずるい。


Perfume「Electro World」 http://www.youtube.com/watch?v=4-UkTuGv3ag
Perfume http://www.amuse.co.jp/perfume/
維新派「流星」 http://www.ishinha.com/history/ryusei/index.htm
ダニエル・リベスキンド展評 http://www.dnp.co.jp/artscape/view/focus/0209/hino.html