8月28日(月)「Kinky Boots」日比谷シャンテ・シネ

theklf2006-08-30

ようやく見に行けた!
トリッカーズの拠点もあるというイギリスの由緒ある革靴生産地域ノーサンプトン。そこで傾きかけの革靴工場を継ぐことになった息子が、どうにか再建しようと考えていた時にドラァグクイーンのローラと偶然出会う。それがきっかけでドラァグクィーンのブーツというニッチ市場で勝負をすることに決め、ノーサンプトンにローラをデザイナーとして招く。免疫のない工場の職人たちや婚約者と衝突しながらも、最後はみんなが1カ月後に開かれるミラノの靴見本市に向けて新作の完成をめざし協力していく‥‥。


ブルックス」という靴メーカーの実話を元にしているらしく、そのきっかけとなったブーツには「Divine」というネームがついてるらしい。らしい名前‥‥ちなみにDivineはこんな人。
Divine「I am so beautifull」(初見の人は気をつけた方がいい)  曲はもちろんPWLのユーロビートな!
http://www.youtube.com/watch?v=Kwh_yOzJ6AY


靴もドラァグクィーンもみな職人技だわね! と思った。
革靴工場のシーンはなかなか見応えがあったし、ローラのショーシーンもきらびやかで素晴らしい。ローラの赤エナメルブーツについての力説シーンも最高。一方で田舎と都会の人の目の違いや、なんとなく浮いているチャーリーや枠に収まりきれないローラの切ない心など内面もうまく描かれていてよかった。
全体のストーリーはそれほど入り組んだものではないけど、見た後にほっこりすっきり嬉しくなる感じ。靴好きの女子は最後のミラノのショー会場でのローラ&天使ボーイズのショーと完成したブーツの派手やかさだけを見るためだけにでも、映画館に行った方がいいと思った。あんなショーが見たいなあ。


劇中に出てくる女子がみなJIMMY CHOOのヒールに心奪われていたけど、あんまりシャープなデザインではなかったので意外。ルブタンとかマノロのきれいな履き口の浅いピンヒールのほうが雰囲気がでるのになあ、と思った。ミラノのシーンでは出展ブランドにEMMA HOPEのロゴが見えたりしてた。


Kinky Boots(海外版。こっちの方がトップがかわいい)  http://www.bvimovies.com/kinkyboots/
Kinky Boots(日本版。地味‥‥) http://www.movies.co.jp/kinkyboots/