4月14日(土)ジャルジャル単独「ジャルってんじゃねえよ」@新宿シアターブラッツ

※1)以下敬称略
※2)記憶のみなので正確ではありません


●OP漫才
1分弱の「漫才っぽい」やりとり


●価値観
ファミレスのウェイターバイトの面接に来た後藤、店長福徳との面談シーン。最初は普通に面接トークをするのだが、会話が進むにつれてお互いの価値観のずれがいくつも見つかってびっくりする。


「どっから来てんの」
「あ、近くですよ原チャリで来てるんですけど」
「どれくらい?」
「片道4時間です」
「えっ!」


「俺若く見えるけど君と同世代やから」
「え、おいくつなんですか?」
「48」
「違うでしょ! ていうかそんな年代の人と同世代て言われたことがショックや」


●大事な部分
他愛のない話でダベる二人。福徳の滑舌が悪いために話で一番大事なオチが聞こえず、もどかしさ満開の後藤。何度も聞き直しようやくオチを聞き出すもほとんどが勢いがないと笑えないネタばかり。
「なんて? ごめんほんと申し訳ないねんけど」
「●●●(オチ)」
「‥‥1回で聞けてたら笑えてたなあ」
微妙な表情で毎回返すしかない残念さ。終いには前後の話の雰囲気からあやふやな部分を予想しようとするも結局は同じ結果に‥‥。


●家庭教師
すぐに手が出るわ言葉は激しいわと厳しさ満開の家庭教師後藤にビビリまくりの生徒福徳。「早く解け!」「遅い!」「なんでその公式が使えへんねん!」という暴力叱咤に福徳は何度か反抗を試みるも、すべて首固めにガッチリと持ち込まれさっぱり勝てない。何度もやりとりがあり、
「あんまり出来ひんから今日ははよ終わるわ、それ次の回までやっとけ!」
という横暴さに怒りを抑えて抗議する福徳。
「お金払ってるんですから最後までやってくださいよ!」
その答えに後藤が返した答えとは‥‥。


●変装
10年間追ってきた犯人福徳と取調室にいる刑事後藤。ようやく捕まえた、という話をしていると、なんと犯人は変装した身代わりの男だった! ‥‥という件が約10回くらい続くネタ(笑)。結局元に戻るんかい! というツッコミが(おそらく)多数。


VTR「トランク」
チャップリンや60年代のコメディ映画をモチーフにしたようなセピアカラーの無声VTR。箱の上に置いたトランクを動かそうとするのに動かせなくなってしまった! おかしい、おかしい、と首をひねりながら箱をどかしたのにもかかわらずトランクは宙に浮いたまま。二人のパントマイムが活かされた映像。


●「キャー」と「わっはっはっはっ」
本屋バイト1日目の福徳と店長後藤、バックヤードにて。恐がりの福徳は後藤のちょっとした言葉で何かというと「キャーーーー」と悲鳴をあげる。
「ちょちょちょっと今一番忙しい時間やからお客さんびっくりするから」
となだめる後藤も、実はものすごく平坦でおかしな笑い声をする男だった。


●リアル漫才コント
普通の漫才をやるかと思いきや、漫才の設定となる道具を実際にセッティングして場を作り上げていく二人。途中で後藤が小ネタを挟む度に
「漫才中に〜したりせんといて、漫才のテンポ悪なるし」
とツッコミを入れる福徳。「王道の漫才」をモチーフにした、メタ次元で笑わせるコント。


●しりとり
老舗寿司屋の大将後藤とバイト従業員福徳。お互いにしりとりには自信があるということで対決することに。大将がうっかり店をやると言ってしまっただけに手に汗握る攻防戦が繰り広げられることになる。「ち」で攻める福徳に「す」の後藤。お互いに途中で入れ替わり立ち替わり、福徳の隠していた魂胆が露わになったり、一瞬だけコンボ用言葉のセレクトがすり替わったりするも、一進一退の好勝負。最終的に勝ったのは‥‥


ジェンガ
ジェンガをする二人。ウエスタンハットを被った福徳は‥‥


VTR「ドアとズボン」
チャップリン風無声VTRの第2弾。たくさんの本を抱えていてなかなかドアから出られない福徳と、ズボンを手で押さえないとずり下がってしまう後藤。お互いに協力してドアから出ようとするも失敗ばかり。


●水泳部部活紹介
新入生歓迎会での部活紹介。水泳帽と水着でステージに現れた二人がアヒル的な不思議な動きをやりまくる。


●Kumo
往年のディズニー系映画を彷彿とさせる英語(っぽい言葉を使った)コント。遊びに出かけたクモっこの二人がおしりから糸を引き出して遊んでいたら、突然糸が切れてしまった! どうしようどうしよう、とおろおろする福徳は後藤の引き出した糸をカモフラージュに使うが結局バレてしまう。「がんばれ!がんばれ!」というかけ声(のようなもの)を掛け合っている内に、なんとまた糸が出た!


ストリートミュージシャン
噂のストリートミュージシャン福徳を見に来た後藤。気分よさげに歌いあげている合間にツッコミを入れまくるのでブチギレられる。


●ダダこねサラリーマン
ある会社、上司である後藤から呼び出された福徳。リストラの話が進んでいて、自分ではないと思っていたらリストラを宣告された! そこから社会人らしさのかけらもないダダこねが延々と‥‥。困りまくる後藤にダダをこねまくる福徳のしつこさ。


●ハンドイートマン
オールザッツでもやったアメリカホラー映画ネタ。家庭教師後藤と生徒福徳、一見普通の光景だが何かが違う。お互いがお互いを見ていない時は、どちらかが「ハンドイートマン」に変身してしまう。途中で完全にハンドイートマン化して意識が飛んでしまう福徳から必死に手を守る後藤、逆もしかり。力一杯の対決が繰り広げられる。


●第2の人生
寿司屋の大将とバイト従業員のその後。
福徳のせいで寿司屋が失敗したので第二の人生を歩みたいという後藤。歌を歌っていきたいからオーディションに出るためのデモテープを作ろう、と提案する。二人でラップ物を吹き込むのだが、何度やっても福徳のパートだけ音のレベルがおかしい。まったく出なかったり、小さすぎたり、不必要な部分だけが入っているので「邪魔したいんかお前は!」とキレられる。
「4年の付き合いよりテクノロジーや!」


●エンディングVTR
CD付属のDVD風VTR。本編をダイジェストで振り返る的な構成ですべてのコントにタイトルが出る。