6月8日(金)electronicpub* joint WONDERWHIP opening party at Seco

theklf2007-06-09

LIVE:HIMAWARI、LOS KALIBRES、WHY SHEEP?、TOKYO KLF
DJ:KAGAMI、YO*C(Early '90s “TRADE” and Original “RAVE” set)、露骨キット/loco2kit、SHIDARA THE TROPICAL and Third-Ear Audio Pilots


90年代にはまった人は数知れず、なのに今では新潟のラボでしか手に入らないブランドTARが再び東京に復活。ってことで、TAR COMMUNICATIONSを筆頭に3rd FOUNDATION、CULT CLASSIC、JAMs LABORATORY、C.N.P.D.(Jimmy Cauty)なんかを取り扱うHoneyさんのショップ「WONDERWHIP」のオープン記念パーティに参戦。行けないかもと思っていたけどやっぱり行ってよかった! こんなに面白いパーティをうっかり逃すところだった…。元々、TOKYO KLFが出るって話だけで十分気にはなっていたんだけど、蓋を開けてみたらなんとTRADE(UKでやってるパーティ)の90年代セット&レイヴセットのYO*C参戦が決まっててびっくり! 昔YO*Cは大阪〜名古屋〜金沢近辺のパーティは全部行くくらい大好きだったから、ものすごく感慨深くてものすごく嬉しかった。


TOKYO KLFのライブ時間に合わせて3時頃行ったら、時間が押していたようで露骨キットのバイレファンキ&バルチモアブレイクス系DJとLOS KALIBRESのライブが見られた。バイレファンキ&バルチモアブレイクスは、言ってみればマイアミベースを更に下品にしたようなブレイクビーツものなんだけど、これが異様にかっこいいのだ。SPANK ROCKやM.I.Aを筆頭に個人的にお気に入りなジャンルだったので、時間が押してくれてむしろラッキーだった。LOS KALIBRESのライブは日本語と英語混じりのラップで、全然スマートじゃないんだけど、そのもっさり感がとっても「らしく」てとっても格好良かった。ダンサーのお姉ちゃんが無駄にセクシーなダンスを披露してくれていたので、ステージ上だけがブラジルの下世話なクラブの空気になっていたのもえらく面白かったし。


「TOKYO KLFのライブは5分で終わる」という前評判の通り、本当に5分で終了(笑)。でも909とかを抱えてTHE KLFパーカを被った「うわジミー・コーティとビル・ドラモンドが東京に!?」的風貌の二人が、ムームーランドパーカを被ったランドの住人(=ダンサーズ)を引き連れマーシャルのアンプ前で斜め45度に指を指す光景はどこから見ても「What Time Is Love?」だったよ! 前見たTOKYO KLFのライブよりさらにマッシュアップ具合が増して本気モードの上がったトラックに、オフィシャルグッズかと見まごう出来の衣装、シンクロした映像もすごくて大変。ちなみに最前列はやっぱり友達ばかりだった。
ライブが3時からというのも「3 a.m. Eternal」にちなんで、という徹底ぶりで最高。だいたい「3時から」と聞いてみんな開口一番に「『3 a.m. Eternal』だからでしょ」とか答えられてしまうのっておかしすぎるわ。どれだけ共通言語が多いのか90'sKLFトライブ(笑)。


終わってYO*CのDJ、もうなんか懐かしい曲がかかりすぎていてさっぱり覚えてない。最初の方はちょっと抑えめだったんだけど、「もうちょっとしたらあげるよ!」って言葉でスマイル。かっこいい曲に反応してブースにかけよるお客さんとハンズアップ、ブースの中の人たちも笑顔、後ろを向いたら友達も知らない人もみんな笑顔。むかーしに聞いたMULUみたいなキラキラトラックにハードコアレイヴトラック、どこを切ってもハッピーの溢れるDJで踊れる幸せといったら! ちょうど10年前の一番素直にフロアで踊って楽しい、って思って踊っていた頃の気持ちを久しぶりにびしびし感じられたのが本当に嬉しかった。しかもアンコールの3曲(PRODIGY/Out Of Space〜ALTERN8/Move Your Body〜BIZZARE INC./(なんだっけあれ!名前ど忘れした)が反則過ぎて泣いてみたり。


THE KLFとALTERN8があれば割と何でも乗り切れるんじゃないかと思わされた一晩だったわ。WONDERWHIPがオープンしたことも含めて、SHOP33に行き始めた頃の雰囲気とか音楽の楽しさが戻ってくるような予感がするのですごく楽しみ。参加のみなさんおつかれでした。


WONDERWHIP http://www.wonderwhip.com/