本のはなし

もし自分が「影響を受けた一冊はなんですか」と聞かれたらたぶんこれにするだろうなという本があって、この間実家に帰ったので読み直してみた。それは一番好きな本というのとはまた違うのだけど、今の自分を形作る上で強烈に影響を受けたページがあって、それを見るとやっぱりこの本だと改めて思う。でもそれは、手元に置いておくという感じではない。現に今でも実家に置いてあるから、帰省した時にゆっくりとした気持ちで読み直すのが一番しっくりと来る。そんなに大事な本なら手元に置いておけばいいと思うのに、これに関してはちょっと扱いが違うらしい。その理由は自分でもわからないのが不思議。