1991年の頃。

The KLFを一番最初に聴いたのはもうおぼろげだけど、個人輸入洋服屋(地元に一軒だけあったブラック系の店)で買ったブラック系チャートトップ15かなんかのカセットテープか友達が作ってくれたテープだった。多分どっちもD MOB introducing CATHY DENNIS/C'mon And Get My LoveとかRight Said Fred/Dont Talk Just Kiss辺りの、今ならハウス括りになる曲が入っていてすごくかっこいい、と思ったような。それがなんとなく電気グルーヴを経由してのちにDUST BROTHERS(今のCHEMICAL BROTHERS)やUNDERWORLDのようなテクノ・ハウスへ流れていった。

    • D-Mob featuring Cathy Dennis - C'Mon And Get My Love (HQVue)

http://www.youtube.com/watch?v=J4Pcidyhx5k


それらと並行していたのがFLIPPER'S GUITARやピチカート・ファイヴのような渋谷系フリッパーズの3rdからPRIMAL SCREAM/Scream-a-delicaに遡り、結果的にANDREW WEATHERALL(SABRES OF PARADISE)に辿りついて2つのジャンルが一緒くたになったままで音楽を聴くようになった。


テクノを聴いていた時代はアコースティックのギターの音が聴けない病にかかっていた、ギターポップを聴いていた癖にその理由が今もってわからないんだけど。だからレニー・クラヴィッツとか、当時の音楽が好きそうな人たちが聴いていたアルバムを初めとしてロック系のバンドはほとんど聴いておらず(PWEIやEMF辺りは聴けた)、MEAT BEAT MANIFESTOやRENEGADE SOUNDWAVEが異様に好きという変な10代〜20代前半を過ごしていたんだった。今思うと「そりゃサイト見た人たちに男子と間違えられるわ‥‥」という趣味嗜好。
とはいえ私の今の方向性を作ったのはどう考えても91年なので、いろんな人に1991年の音について聞いてみたい気がする。ま、The KLFのアルバム「Whiteroom」が1991年ですしね。