「甦る中山岩太:モダニズムの光と影」@東京都写真美術館

「Modern photography」の表紙にもなっている一番好きな写真「上海から来た女」はもちろん、プリンターさんによってさまざまな印画紙に焼き付けられた試し焼きや重ね焼き(というのだろうか)用のガラス乾板など珍しい道具も展示されていた。昔いた大阪府のギャラリーにあった所蔵作品(のリスト)を見てからなんてモダンな写真を撮る人なんだろうと思っていて、でも本物は見たことがなかったので今回の展示は個人的にとても嬉しかったなー。実験写真も面白くていいんだけど、彼の肖像写真にはそこはかとない憂いが感じられるところがいい。
東京都写真美術館 http://www.syabi.com/details/nakayama.html

光のダンディズム―中山岩太写真集

光のダンディズム―中山岩太写真集