雑記とマンガ

GW明けからぼんやりした日々が続くのかと思いきや、なぜか仕事が集中してしまいバタついた日を過ごす。ある時にはたくさんあるのにない時はないという仕事の不思議。ときどき本屋に赴きうさ晴らしにマンガと雑誌を買ったりした。

西村しのぶ『アルコール』2巻、木尾士目げんしけん』7巻、鈴木志保『ヘブン…』、『交響詩篇エウレカセブン』4巻、よしながふみフラワーオブライフ』3巻、『ku:nel』、『MAKING TRUCK』、「東京大学アルバート・アイラー/キーワード編」


アルコール 2 (YOUNG YOUコミックス)

アルコール 2 (YOUNG YOUコミックス)

舞台が基本的に神戸・大阪なので見知ったお店が使われていたりするのが嬉しい。こんな学生絶対いない(というかいたら嫌だ。でもいるのかもしれない)と思うのだが、見た目派手だが中身は古風、たくさんのモノはもたない、というどのキャラにも基本の設定はいつでも「ああいいな」と思うし、読むと必ず綺麗なピンヒールを履きたくなる美しさもいい。綺麗な靴は好きだが自分の足には合わないものだから余計に憧れが募るのだと思うけれど。


げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

げんしけん(7) (アフタヌーンKC)

文化系サークルの地味な日常の描写が秀逸で、本当に面白いと思う。美術部の私にはちょっと肯けるところもあったりして。今回は仄かな恋愛ネタがメインのようでとても微笑ましい。西村先生のキャラとは対極の「大学生にしては超奥手」なキャラ、その心模様がうまく描かれているなあと思う。


ヘブン…

ヘブン…

『船を建てる』はいまだに私の本棚に並ぶ大好きなマンガだけれど、デジタルメディアアーティストになってから鈴木先生のマンガを見る機会がなかったので、この新作は本当に嬉しい。昔のアメリカ文学を彷彿とさせるカットアップによる描写や独特のタッチ、切なすぎるストーリー、すべて昔と変わりなく素晴らしいクオリティだった。泣ける。


交響詩篇エウレカセブン (4) (カドカワコミックスAエース)

交響詩篇エウレカセブン (4) (カドカワコミックスAエース)

テレビの放送は挫折してしまったので、マンガでボチボチと追っている。とにかく新刊がとても楽しみな作品の一つ。いろいろなバージョンをいろいろな作家さんが書いているけれど、絵柄はこの近藤一馬さん&片岡人生さんのコミックス版が好き。クオリティが一番高いと思う。